My gradation / season4

320shr

蛍石 320個 (W20 x H4 x D4)
並べたケースの総幅 144cm

こちらで動画が見れます。(Firefox と Safari は再生できることを確認しましたがIE11では再生できないみたいです・・・)

ブログで紹介した有色の蛍石が320個になったので集合写真をアップします!
蛍石は無印良品の「後ろが透けないアクリルコレクションボックス」という1つで16マスあるアクリルケースに収納しています。
色毎に黄色(茶色)・緑・青・紫・ピンク(赤)の5系統に分類して,それぞれ均等にそろうように集めているので,16個(1ケース)×5色×n(nは整数)個の標本でキリのいい埋まり具合になり,そのたびに集合写真を撮っているのです。
今回はn=4 なので"SEASON 4"ですね。

1つのアクリルボックス内でも高さ方向に色の明るさ,横方向が色相順になるように収納しているので,本当はアクリルボックスを横に並べて縦4×横80になるようにすればさらにグラデーションっぽくなると思いますが,1つのケースで幅34.7cmあるのを20個も並べる横幅が7メートル(!)になってしまい,我が家にはスペースがありませんし撮影も困難です。
というわけで,よくわからないと思いますが,奥行方向にも色相が変わっていて,いちばん奥が右側の列のいちばん手前につながっています。

こちらの斜め上から撮った写真のほうが全体像はわかりやすいですね。↓

320sbird_hr
ふだんは扉つきの棚に収納しています。
アクリルボックス10個横に並べられるようにオーダーしたやつです。↓

Rack2

「これがやりたかった」という自己満足の回でした~

| | コメント (0) | トラックバック (0)

蛍石(イギリス)

320boltsburn4320boltsburn4p

320boltsburn4z

Boltsburn Mine, Rookhope, Weardale, Co. Durham, UK
一辺35mm。
Ex. Jesse Fisher Col.

前回に続いてボルツバーンの古い(たぶん)標本です。
「ピンク」とは言い切れない赤紫のような赤茶色のような色あいですが,白熱灯下ではこの写真よりもっとピンクに見えます。
一辺35mmくらいの六面体結晶で,ほぼ真ん中で貫入双晶になっていてボリューム感があります。
右上の写真,貫入がきれいに出ている面をよく見ると,貫入している結晶の「くさび」の付け根のところから「X」の形にスジが見えます。
これは,この面が完全な六面体の面(a面, 100面)ではなく,各稜線から少し傾斜した面,すなわちtetrahexahedronの面, 面方位でいうと (m n 0 ; m>n)面であることを示しています。
蛍石によく見られるtetrahexahedronの面は(310)面ですが,この標本でみられるのはもっと「浅い」(数字でいうと"m/n"が大きい)面です。

横から見ると表面から結構内側までほぼ無色で,内側が赤紫色の細かいゾーニングになっていることがわかりますが,さらによく見ると無色に見える部分にもごく淡い緑がかった青のゾーニングも認められます(左下の写真)。
透明度が高いため,ゾーニングの線が上述のa面と微妙に違う面の合わせ目あたりで不連続になっているのが確認できます。

紫外線長波での蛍光はかなり強く,「明るい曇天」の屋外くらいでもはっきりと青い蛍光を観察することができます。特にピンク紫と透明の境界付近が強く蛍光します。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

蛍石(イギリス)

319boltsburun3319boltsburun3u

319boltsburun3p

Boltsburn Mine, Rookhope, Weardale, Co. Durham, UK
長い辺で45mm。

不透明で鈍い光沢の直方体の第一印象は「石鹸」。
ナチュラルラベンダーソープって感じです。

ラベンダー色というのがふさわしい明るい紫の結晶に,湯の花のような白いもやもやをびっしりと内包しています。
きちんとした六面体でなく見た目でわかるくらい面が曲がっている形,のぺーっとした質感ともに,まるで大きな母材から切り出してきたような感じですが,全て自形結晶です。
表面にはモザイク状の模様(エルムウッドやアストゥリアス産蛍石に似た)が見られ,一部に小さくて透明度の高い蛍石の群れがついています。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

蛍石(イギリス)

318carnbrea318carnbrea_u

318carnbrea_c

Carn Brea, Cornwall, England, UK
Ex. Ed Raines Col.
一辺30mm。

イギリス,コーンウォールの蛍石です。
とにかく青が鮮やかです。
シアンがかった青ではなく,かといってウルトラマリンのような群青でもなく,真っ青ってこんな色なのかなって思わせる色,ロイヤルブルーというのがふさわしいと思います。ネットショップで買ったのですが,開けた瞬間「おーっ!」ってなった数少ない標本の一つです。

写真ではわかりにくいのですが,表面付近数ミリはほぼ無色に近いのでガラス感(?)があります。
拡大してみると表面の少し内側に細かい濃紺の斑点がたくさんあることがわかります。
また白熱灯下でよくカラーチェンジし,赤紫になります。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

蛍石(イギリス)

317westpasture2a_2317westpasture2u

317westpasture2l

West Pasture Mine, Stanhope, Weardale, Co. Durham, UK
左右45mm。

West Pasture Mine の蛍石は,イギリス・ダラムの蛍石の中では淡い黄緑~オリーブグリーンの色合いと,貫入双晶が殆ど見られないという点でちょっと異質な存在です。
10mm前後の結晶のクラスターの標本が多いと思いますが,この標本は長い辺で33mmと比較的大きな結晶です。
色はオリーブグリーン。
横から見ると淡い黄緑(緑より黄色に近いレモン色)がベースで,表面付近にしっかりした紫のゾーニングがあることがわかります。
青緑のゾーニングが強く見られる場合もあるようですが,この標本では紫の内側にうっすらと青緑のゾーンが見られる程度です。
左下の写真はLEDライトで下面から照らした様子,なんともいえないレモン色がよく観察できます。

ところで今更なのですが,有名な蛍石産地がある Durham(ダラム) 州のダラム市にあるダラム大聖堂はホグワーツ魔法学校の回廊のシーンなどで使われたんですって。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

蛍石(イギリス)

316boltsburun2316boltsburun2u

316boltsburun2s

West Level, Boltsburn Mine, Rookhope, Weardale, Co. Durham, UK
左右40mm。

2018年になって1週間が経とうとしていますが,あけましておめでとうごさいます。
皆さんも私も素敵な石と出会える一年になりますように。

さて今回の蛍石はイギリス・ボルツバーンの黄色い蛍石で,おそらく近年(2016年くらい?)の産出だと思われます。
色は落ち着いた感じの黄色。蒸す前の茶碗蒸しのような色と透明感です。
過去に産出したものも含めてこの産地の蛍石はシデライト(菱鉄鉱)を伴うものが多いようです。特にこの標本は面によっては隙間無くびっしりとシデライトが覆っていて,椎茸が密集して生えてそのまま干し椎茸になったような雰囲気です。

蛍石コレクターにとってはシデライトってちょっと気持ち悪い共生鉱物というくらいの扱いかもしれませんが(私もそんな感じ),カルサイトやロードクロサイトの仲間で,透明度の高い結晶はルースになったりもするみたいです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

蛍石(イギリス)

315rotherhope315rotherhope_ug

315rotherhope_uc

Rotherhope Fell Mine, Black Burn Area, Cumbria, UK
Ex. Jesse Fisher Col.
左右55mm。

イギリス・カンブリア州はロザーホープ フェル鉱山の蛍石です。
六面体の蛍石にカルサイト,方鉛鉱,水晶が共生しています。
紫色がかったような茶色がかったようなピンク色は,なんともいえない渋い色合い。お酒のチェリーブランデー(シンガポールスリングに使うやつ)を思わせます。
メインの結晶は一辺約20mmあり,内部には白いモヤモヤしたインクルージョンが多く,微細なクラックが無数に見られます。クラックはへき開面であるo面に沿った平面上のクラックではなく,花びらのような湾曲した小さなクラックの集まりで,鮮やかな青や黄色の干渉色によるきらめきが見られます。

方鉛鉱は六面体の頂点が面取りされてo面(八面体の面)が見られます。
同じ立方晶の蛍石で六面体の頂点にみられるo面はへき開によるダメージであることも多いですが,方鉛鉱のへき開面はa面なので,o面は自形結晶によるものだと思われます。

産地の地方名は"Black Burn Area"。著名な蛍石産地である Blackdene や Boltsburn を連想してしまいます。
"Burn"というのは北西イングランドでよくある地名で「小川」という意味だとどっかで読んだことがあります。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

蛍石(イギリス)

314heightsq_2314heightsq_2u1

314heightsq_2u2

Heights Quarry, Westgate, Weardale, Durham, UK
左右45mm。

カタカナで「ハイツ クォリィ」って書くと「ハイクォリティ」っ空目してしまう Higts Quarry の蛍石です。
母岩の上に淡くて透明度の高い紫の蛍石が乗っかっています。
以前紹介した Heights Mine の標本と母岩の雰囲気や結晶の大きさ,透明度がよく似ていますが,以前紹介したほうの色はやや暖かめのピンクだったのに対してこの標本はわずかにピンクがかった紫です。
イギリス(Weardale)の蛍石によくみられる貫入双晶による「くさび型」の突起が見られますが,少し大きさの異なる突起が2つな並んでいるところがあって小動物の爪みたいで可愛いと思うのです。

ところでイギリスで Heights というと 嵐が丘(Wuthering Heights)を思い出すっていうのは前にも書いたと思いますが,ずーっと 'heights' は「丘」っていう意味だと信じていました。
どうも「嵐が丘」というのは意訳で,題名の Heigts は屋敷のことなんですって。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

蛍石(イギリス)

313florence2313florence2u

313florence2h

Florence Mine, Egremont, Cumbria, UK
左右45mm。

「フローレンス マイン」。素敵な名前ですよね。
フィレンツェの英名だったり女性の名前だったりしますが,どっちにしろ flower を連想するので華やかなイメージです。
蛍石は残念ながら引っかかれた傷のようなものが目立ち照りはあまりありませんが,結晶は7~12mmと比較的大きめで色の濃さ,透明度もあるので存在感があります。
一部の結晶では端の部分が赤色を帯びています。
またこの産地の特徴ともいえるヘマタイトの母岩ですが,もこもこした塊状の赤茶色のヘマタイトの上にキラキラした鏡鉄鉱がぎっしり成長していて,蛍石の青を引き立てています。
鏡鉄鉱 (specularite) はヘマタイトと同じというかヘマタイトの一種ですが,無色の金属光沢のものを鏡鉄鋼と呼びます。
母岩全面を覆うは無数の針のような「銀黒色」の鏡鉄鉱の結晶で,蛍石のすぐ横にはヘマタイトローズの花弁のような薄い板状の結晶も見られます。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017 池袋ショー

池袋行ってきました~(東京ミネラルショー2017)
今年は東京に一泊して初日と2日目の2日間参加です!

私の個人的な行動の記録の前に,今回ショーで見た蛍石情報とかお店情報を先に載せておきますね。
【蛍石】
イギリスの Diana Maria Mine という新産のがありました。緑ですが内部に紫色のゾーニングがあります。
その他で「これ新産です」って聞いたのは,信一商事さんのヤオガンシャン(「乳青色」という感じのやつ。面白いです)くらいかな。
あと新産ではないと思いますが,モロッコの薄紫(Khenifra?)や黄色(Aouli)の蛍石もきれいなものがありました。
【お店】
・MINERAL DESIGN (2階)
 以前から来られてると思うのですが,ベトナムのアクアマリンをはじめきれいな標本がお買い得価格だと感じました。
・ML COLLECTIONS GALERIE(3階)
 今年の京都ショーにも来られていた女性のお店。なんか好きです(すみません適当な解説で。結構私のツボな標本があるのです)。
・パスカルさんが来てなかった。

フランスのお店のコメントばっかりですね。

では私の個人的なレポートを。

1日目。
今年も10時ちょい過ぎに到着しましたが,すでに行列とかはなくすいっと入れました。
池袋ショーは10時ちょっと前に開場するんでしたっけ?
大阪,京都,横浜はだいたいちょうど10時にならないと開かないと思うのですが。

第2会場(3階)→第1会場(2階)と「蛍石とトルマリンを若干重点的に」見ながら一周しましたが,迷うもの(欲しいけど高い)は多数あったものの,「これ買う!」と即決できるものはありませんでした。
・・・だったのですが,2階で最後のほうに寄った母岩さんで,あまり青くないけどマルチカラーで横からみると違った色に見えるタンザナイト(値段もお手ごろ)を見て何故か即決!
タンザナイトは想定外でした。
最近ネットでニュアンスのあるマルチカラーのタンザナイトを見たような気がするのと,京都ショー併設の関西鉱物茶会(単なる石友ランチともいう)でひいらぎさんにタンザナイトのバリエーションを見せてもらったのが影響していたのかもしれません。

というとこでちょっと早めのランチを朋子さん,くつ箱さん,こやまさんの4人で(年齢順。たぶん)。
今年はくつ箱さんが先に会場を出て店に陣取ってくださいました。くつ箱さん,いつもありがとうございますm(_ _)m。
当然午前中買った石を見せ合ったのですが,こやまさんが私の購入したタンザナイトにちょっと似ているのを購入されていて「お~っ」てなりました。
同じような影響を受けていたのか,たまたまなのか。

ランチも終わって会場に戻って回っていると,タンザナイトばかりが目につきます。
蛍レーダーもトルマリンレーダーもきちんと動作はしていて反応もするんですけどね。
・・・というわで1日目購入したのは以下のとおりです。

Tanza3pc
              タンザナイト(ゾイサイト)/タンザニア ×3

※中央のピンクのは,白くて小さいカルサイトがついている変わり者です。
  それぞれの多色性(見る向きによって色が違う)については,またいつか写真を撮って紹介したいと思います。

------

2日目

あいかわらずタンザナイトにはちょっと反応してしまいますが,特にこれといって欲しいタンザナイトは無かったのでちょっと安心。
トルマリン,ベリル,ガーネットのきれいなのも重点的に見て回りましたが,いまひとつ決めてに欠け購入には至りませんでした。

ということで紆余曲折あって(あまり覚えていない),結局無色の蛍石を2個購入しました。

2017_ikebukurofl

ひとつは六面体,もうひとつは八面体。どちらも「2個の結晶がバランス良くくっついているところ,d面の出かたがカッコいいところ」がお揃いなのです。

最後にお土産にハート型のモリブデン鉛鉱(アリゾナ)を購入して2日目も円満に終わり,帰路につきました。
以前のショーから見ていて「いつか待ってろよ」って思っている標本(蛍石ではない)が数個あるのですが,今回も引き続き「いつか待ってろよ」と思いつつ。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

«蛍石(イギリス)