2016 夏 ミネラルザワールド横浜

横浜ショー(ミネラルザワールドin横浜 夏)に行ってきました。
初日の7月21日(金)に行ったのですが,横浜に一泊してたのでレポートが遅くなってしまいました。

まずは初日,会場には9時50分くらいに着いてギリギリ室内の列につくことが出来ました。(開場までのちょっとの間ですが暑い外じゃなくてよかった)。
ここ最近,蛍石の新産で話題といえば「内モンゴルのマリンブルーの八面体」と「福建省の青紫」というのをネットで見ていたので,まずは信一商事さんへ。
店主さん,福建省のを何点か見せてくださいました。これからどれくらい流通するのかわからないので今買うべきかちょっと迷いましたが,色が濃くて面もシャープなのが気に入ったので購入しました。ここまで5分くらいかな・・・
その後のお買い物も特に迷うこともなくカルサイト2点を購入してもう満足。

本日購入した標本です。

Yokohama2017sm

左から福建省の蛍石,ブラジル産のセラドン石入り(つき?)カルサイト,ナミビア産の針銅鉱入りカルサイトです。
今回も横浜はカルサイト寄りです。

では簡単なレポートを。
蛍石ではヤオガンシャンのマリンブルーの新産というもの,冒頭でも触れた内モンゴルのブルーも何点かありました。どちらも鮮やかで美しい色でした。
クリスタルワークスさんではフランスの小くてきれいな蛍石がたくさん入荷していました。Clersanges のトリカラーとか La Barre の青いのとか,欲しかった人にはオススメだと思います。
他の鉱物では,タンザニア(だったと思う)の青いプレナイトが数点ありました。タンザナイトが入っているとのこと。濃いマットなブルーキャップのトルマリン(こちらもタンザニアの新産)もありました。

今回(というか以前からですが)ベリルとトルマリンに興味を持って見ていたのですが,手が出そうにない高価なものも含めて惹かれる標本がたくさんありました。
集めようか集めまいか迷ってます・・・

いつも関東のミネショに行くときは日帰りの強行スケジュールなのですが,今回は金曜日に横浜に泊まってゆっくりしてきました。
なので2目も横浜ショーへ。
石は買いませんでしたが,ishi no wa さんで鉱物柄のTシャツを購入。
(ishi no wa の店主さんいわく,私が昨年の池袋で白のTシャツ作製をリクエストしたらしいです)
とりあえず今のところ朋子さんもお揃いです。シンプルで可愛いので皆さんも是非!

では,とりとめのないレポートですみませんでした~。

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蛍石(ドイツ)

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Dorfel Quarry, Annaberg, Saxony, Germany
左右45mm。

少し前に紹介した同じ産地の黄色い蛍石はブルーのゾーニングのせいで黄緑に近い色でしたが,この標本はかなり赤っぽい黄色です。
母岩付近に酸化鉄があることも赤っぽく見える一つの原因だとは思いますが,蛍石自体の色も赤よりの黄色のようです。
真横から見ると確認できる繊細なゾーニングも,青や青紫ではなく赤みがかった紫です。
前回のレモンイエローにブルーのゾーニング,今回の琥珀色に紫のゾーニング,どっちの色合わせも好みです。

写真には載せていませんが,紫外線長波で(明るくはないけど)鮮やかな紫がかったピンクに蛍光します(これは前回紹介したDorfelの黄色も同じ色)。
黄色い蛍石の蛍光は産地によってバリエーションに富んでいるので面白いですよ。

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蛍石(ドイツ)

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Clara Mine, Wolfach, Baden-Wurttemberg, Germany
左右50mm。

褐鉄鉱(Limonite)でコーティングされて派手に着色した蛍石ですが,割れている面を見ると蛍石自体はほぼ無色で透明度も極めて高いことがわかります。
コーティングは均質で平滑な黄褐色の成分が全面が覆っていて(「塗った」感じ),その上から赤褐色のザラザラした付着物が「噴きつけた」ようについています。
赤褐色のザラザラは特定の面や稜線で濃くなっています。

色はマットな質感や形からしても「レンガ色」が適当な気がします。
「レンガ色」と「テラコッタ」は元の意味は似たようなものなのかもしれませんが,私の印象はテラコッタというと薄めの赤茶色をした西洋風の植木鉢を連想するので,レンガ色のほうがこの石に近いのです。
工業やデザインの世界では色名に対する規格みたいなのがあるんでしょうが,元々色に幅があるようなものを色名に使うとよくわなんないですよね。

蛇足
レンガ色,英語だと "brick color" になると思いますが,色名としてはあまり聞いたことがないですね。
brick というと ピンクフロイドの Another Brick in the Wall を思い出すので(PVに出てくるレンガは確か灰色)なので暗いイメージなのです。

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蛍石(ドイツ)

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Hermine Mine, Wolsendorf, Bavaria, Germany
左右60mm。

Hermine Mine は1987年に閉山した蛍石鉱山とのこと。
キラキラしたドゥルージークォーツの母岩にやや赤みがった紫の蛍石が点在しています。
最表面はやや青みがかった紫に染まっていて,少し内側に赤紫のややぼやけたゾーニングがあり,「二重枠」を思わせる繊細な印象です。
蛍石の大きさは5mm強と小ぶりですが,透過光で見ると二重枠模様の蛍石が細かい水晶に埋まっていてとても雰囲気があります。
おまけ程度ですがパイライトの結晶もチラチラあって小粒なりに綺麗な十二面体になっています。

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蛍石(ドイツ)

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Wittichen, Schenkenzell, Baden-Wurttemberg, Germany
左右50mm。

産地の「ヴィッティヘン」はあまり聞かない名前ですが古い重金属の鉱山のようです。
色は青い蛍石の中でもいわゆるブルーとは全く異質な「真っシアン」に近いとてもきれいな水色で彩度もかなり高いです。
特徴的なのは,表面の広い部分がエッチングされていて少し凹んでいる点で,火傷で皮がズルんとめくれたような質感です(色は爽やかなのに肉っぽい表現ですみません・・・)。
エッチングされた領域の境界には砂粒にようにキラキラしたやや赤みがかった銀色のヘマタイトが付着していて,黒い縁取りと透明感のある水色とのコントラストは独特の魅力を醸し出しています。

昔ニュージーランドに旅行したとき「フォックス氷河」というところに行ったのですが,そのとき氷河の隙間の中から見た幻想的な水色と,筋状に付着した黒っぽい砂を思い出しました。
若いころの旅の想い出に浸っていると「短い人生,まだまだ世界のいろんなところに行って見たことのないような色を見てみたいな」・・・っていう想いも強くなったりします。

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蛍石(ドイツ)

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Rottleberode, Stolberg, Harz, Saxony-Anhalt, Germany
左右60mm。

ロットレーバーオーデと読みます。赤い肝臓?
この産地の蛍石は,無色~薄緑の蛍石が多く,表面にヘマタイトがついている影響で赤やピンクに見える場合も多いようです。
この標本は蛍石の緑がかなり濃く,また青っぽい緑ではなく黄色がかった緑は「緑茶割り」を思わせます。
1面だけ赤いヘマタイトがみっちり付着していて,へマタイトがついていない緑の面とのコントラストが面白いです。金属光沢の黄色い黄銅鉱もアクセントになっています。

形はマクロに見ると八面体で細かく見るとステップ状のパターンで構成されたピラミッドのような形で,ペルー Huallapon Mine 産の蛍石に似ています。
細かいラフなステップがメインですが,所々に少し大きな三角形の面 (八面体:octahedronの面)が見られ,周りが Trisoctahedron の面に縁取られていたりします(左下の写真)。

地味ーな感じですが個性あって渋い標本だと思います。

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蛍石(ドイツ)

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Dorfel Quarry, Annaberg, Saxony, Germany
左右45mm。

まだまだドイツ産蛍石が続きますので覚悟してください(笑)。
Dorfel Quarry の黄色い蛍石です。
淡めのレモンイエローに青いゾーニングが入っていて,爽やかな色合いに見えます。
結晶は15mm程度と小さめですが,拡大してみると複雑なゾーニングが観察できます。
表面から少し中に入ったところには非常に鮮やかなブルーの太めのゾーニングがあって,その内側には細かいマルチレイヤー(初めて使った表現ですが変かな?)の紫のゾーニングが見られます。
層状のゾーニングの他に,六面体の頂点付近にぼんやりした輪郭の丸っこい濃い緑色の着色が見られます。
また最表面は真横から見ると無色に見えますが,結晶の内側から見ると(左下の写真。内側からの景色が見えるわけはありませんが,角度をつけて表面での内側への反射を観察すると),赤紫色に見えます。
小さいながら黄色から紫までいろんな色が同居している楽しい標本ですね。

おまけにちょこっとついている小さいオレンジ色の水晶の結晶もキュートです。

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2017新宿ショー(夏)

行ってきました新宿ショー初日!

昨日関西では夜にゲリラ豪雨的なものがあって,運悪く家につく5分くらい前から雷雨になってびしょ濡れになってしまいました。
のでちょっと心配していましたが,今日は関西も東京もお天気でした。
第二会場(1階)はまだ涼しかったのですが,第一会場は暑かったです。特に朝イチのホリさん,マクネイルさんは人だかりも凄くって"暑がり+汗かき"の私に無理です・・・

では簡単にレポートしますね。
信一商事: 湖南省や内モンゴルの新しい蛍石が多数ありました。目を惹く標本もありましたし,よく見ると面白い標本も結構ありました。
マクネイルさん: いつものごとく朝一は二重三重に人垣ができていて,最前列は1分に10センチくらいか動いてないんじゃないの?って思うくらいでしたが,11時頃に奇跡的にお客さんが5人くらいになった瞬間があってゆっくり見れました。インディアナ州,内モンゴルのきれいな蛍石がありました。
タケダさん: 今回来られていなかったようです。ネットショップで中国のショーで仕入れてこられた標本がアップされていたので,新宿ショーで実物をじっくりみてみようと思ってたのですが残念。
初台さん: 珍しいタスマニア(オーストラリア)産のほぼカラーレスの蛍石がありました。レアだと思います。
Gemmes(フランス): ボルツバーンの巨大な黄色い蛍石がありました。地味に飾ってあるので気づきにくいかもしれませんが迫力があります。
あとイケメンの若い店員さんがいました(前からいたっけ?)。
Bulgarian Mineral & Gem : ブルガリア産の「赤い黄銅鉱」,「黄鉄鉱」,「方鉛鉱」の同じようなサイズの可愛い標本があったので,全部買って「愚者の金・銀・銅」を揃えてみようかな?とか思ったのですが,所詮「愚者の」だしなーとか思って買いませんでした。

なんだか購買意欲がイマイチだった一日だったようです。

今日買ったのはこの1点。
これはハートをわしづかみでした(笑)

Tsavo2
Tsavorite, Calcite / Merelani Hills, Tanzania

タンザニアのツァボライトです。
ガーネットらしくない犬牙状のようなサファイアっぽいような形が面白いです。結晶の長さは1センチくらいですが,色が非常に濃く,照りもあって存在感があります。

帰りに新幹線から車窓を見ていたのですが,神奈川あたりの海はとても深い青でいいですね。きれいな海が見えるところに住んでたら心が広くなりそうだな・・・とか思いながら帰路につたのでした。

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蛍石(ドイツ)

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Wolsendorf, Bavaria, Germany
左右55mm

赤い蛍石と重晶石の組み合わせです。
マトリックス(※)は緑がかった淡い黄色の蛍石で,酸化鉄をたっぷり内包しているのだと思います。(※)他にいい言葉はないものかと思いながら,「母岩」ではなく「母材」のニュアンスで使っています。
ごく表面には酸化鉄を含んでいないのか薄皮一枚が透明になっていて,赤く濁った液体の表面だけが澄んでいる様子を思わせます。
(ミネストローネとか別府の血の池地獄みたいな感じ)
共生している重晶石も分厚いところははっきりとわかるくらいにピンクに着色していて,豚肉の脂身のようです。

以前同じ産地のピンクの蛍石を紹介したことがあって,これも酸化鉄の影響かもと思っていたのですが,今回紹介したのとは色合いがずいぶん異なっています。

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蛍石(ドイツ)

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Niederschlag, Bärenstein, Niederschlag-Bärenstein, Saxony, Germany
左右45mm。

ドイツとチェコの国境近く Niederschlag という産地とのこと。
地図で見るとチェコまで歩いていけそうなくらいです。
色はアンバーのコアに表面が濃い赤紫になっていて,表面付近は2~3層のゾーニングになっています。ドイツ産の蛍石ではよく見られる組み合わせですが,7:3くらいで紫が勝っている比率がなんともいえない色調です。
全体としてみるとアンバーと赤紫が混色し「えび色」という感じ。
「えび色」は漢字で書くと「葡萄色」です。やまぶどうのことを「エビカズラ」と呼んだことに由来するらしく,甲殻類の海老とは関係ないようです。
そう思ってみると,この標本の表面が紫になっているところとか,巨峰を思わせないこともないですね。

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