蛍石(ドイツ)

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Gisela Mine, Wolsendorf, Oberpfalz, Bavaria, Germany
左右50mm。

オレンジかというと決してオレンジではないですが,かなりオレンジに近い蛍石です。
表面付近に紫に着色している箇所やおそらく赤い酸化鉄が付着しているせいでオレンジっぽく見えているのだと思いますが,蛍石自体の色(変な表現ですが,「メインの色」以外のゾーニングやインクルージョンなどを除いた純粋な色)も,山吹色よりもオレンジ側といってもいい色相です。

産地はドイツ,バイエルン(ババリア)。
ババリアっていうと,今は昔,神戸ポートピアランドという遊園地があって,そこにあった「ババリアンマウンテンレイルロード」というジェットコースターが当時にしては超スリリングだったことを思い出しました。

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蛍石(ドイツ)

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Stolberg, Harz, Saxony-Anhalt, Germany
左右65mm。

ドイツの淡いピンクの蛍石です。
"Stolberg" とまでしかラベルには書いてありませんでしたが,Rottleberode, Stolberg という産地の蛍石にはカラーレスの cuboctahedron の結晶で表面付近がヘマタイトでピンクに着色したものがあります。
本標本は,octahedron の面は特に見られずほぼ六面体のクラスターです。
蛍石の透明度は高く,部分的に白っぽいピンクにしているようです。
左下の写真では細かいゾーニングが多数あることがわかります(クラックからの虹色の光も写るように入れてみました)。

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蛍石(ドイツ)

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Schacht 78, Frohnau, Annaberg, Saxony, Germany
左右55mm。

ちょっとかわった感じの赤みがかった紫の蛍石です。
15mmくらいの六面体の表面に3mm前後の小さな六面体が散らばっています。大きい結晶と小さい結晶の大きさもほぼ揃っていて,中途半端な大きさの結晶は見られません。
大きさの違う結晶が共存するのは珍しいことではありませんが,大きい結晶の表面に小さい結晶が成長しているのはちょっと珍しいと思います。

大きい結晶をよく見ると,内側に茶色っぽいゾーニングがあり,表面付近には酸化鉄と思われる小豆色の細かいツブツブ(顆粒って感じ)と小さな気泡(?)を無数に内包していることがわかります。
寒天を使った和菓子とかにありそうな感じですね。

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蛍石(ドイツ)

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Clara Mine, Wolfach, Baden-Württemberg, Germany
左右50mm。

クララマインはとても多様な鉱物を産出し,蛍石の産状も面白いものが多いようです。
色はカラーレス,青,紫,黄色に加えて酸化鉄で赤く着色したものがあり,その他では(小さいですが)とても対称性が高く美しい多面体の結晶もあるようです(※)。

この標本は明るいブルー,水色というのがふさわしい瑞々しい色合いです。
クラックのせいでギラギラと白い光を反射する部分もあって,陽光にきらめく春の海を思わせる爽やかな標本です。
横から見ると,無色,淡い黄色,色んな濃さの青と紫の細かいゾーニングが何層も重なっていることがわかります。

※ Eddy Van Der Meersche 著 "Crystal Forms of Fluorite" という色んな面の組み合わせを持った蛍石の写真集(?)があるのですが,その中にもクララマインの小さくて透明の結晶がよく出てきます。
話はそれますが"Eddy Van" と聞くと「ヘイレン」を思い出しますよね・・・

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2016 春 ミネラルザワールド横浜

行ってきました!横浜ショー(ミネラルザワールドin横浜)。
今日は9時40分に開場に到着しました。
横浜ショーはどうやら10時00分00秒に開場するらしく,きっかり10時まで待たされましたが,先着150名の500円金券はもらえました。
まずは関西のショーには来られないと思われる ishi no wa さんへ直行,持ってなかった青いカルサイトを購入しました。
その後他のお店をぐるぐると蛍石中心に見て回ったのですが,「かわいい蛍石」はどこのお店も結構おいてあったのですが,最終的に購入意欲をそそられるものはありませんでした。目新しい蛍石というのもそれほどなかったように思います。

結局,池袋ショーでも気になっていたトパーズを購入。

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Topaz / Thomas Range, Juab Co., Utah, USA

テリ,エッジのシャープさ,透明感ともにバッチリだと思います。
写真にはうまく撮れなかったのですが,ある角度からみるとファイアも見られます。

twitter でお知り合いになった方と少しお話などしてお昼まえになったところでyokoさんに声をかけてもらい,KUMAさんと3人でお昼ご飯に行きました。
石屋さんに教えてもらった「会場近くの安くて美味しい中華屋さん」に行こうと思ったのですが,教え方も教わり方もテキトーだったせいかさっぱり見つからず,結局中華街の端っこの愛想の悪いおばさんのお店でランチにしました。
そこでKUMAさんがお持ちのラティスサンストーンを見せてもらいました!現物を見たことがなかったのですが,確かに格子状のパターンが虹色に輝きます。いいものを見せてもらいました。

お昼ご飯のあと会場に帰ってウニっぽいカルサイトを購入して帰路に着きました。
今日の購入品でーす。
↓↓↓

Yokohama2017
蛍石は特に欲しいのが無かったとは書きましたが,小さめの可愛いのは結構ありました。何より横浜ショーはゆっくり見れますし,素敵な石も沢山あるので楽しいと思います。

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蛍石(ドイツ)

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Schacht 78, Frohnau, Annaberg, Saxony, Germany
左右55mm。

78の(蛍石好きの石友さんとの間では単に「ななじゅうはち」と呼んでいる)グリーン蛍石です。
グリーンといってもあまり鮮やかではない青めのオリーブグリーン。
色は地味目ですがテリは結構あってダメージも少ないのでキラキラしてきれいです。
大きめの結晶をよく観察すると,内部は淡い黄色,その外にうっすら紫の層があり表面付近は淡い青緑になっていることがわかります(なんかこんな説明が多いですね・・・当ブログ)。
ドイツの蛍石は単色のものでもカラーバリエーションが豊富ですが,複数の色が多層なって複雑な色合い(結果的に地味な場合も多いですけど)になっているものもあって面白いと思います。

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蛍石(ドイツ)

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Schacht 78, Frohnau, Annaberg, Saxony, Germany
左右55mm。

シャハトアハトウントジープツィヒの蛍石です。
ドイツ後で読むと舌を噛みそうな名前ですが,単に "Schaht78" って視覚的にカッコいい名前ですよね。
同産地は青い蛍石で有名かつ人気があると思いますが,黄色をはじめ,緑や紫といろんな色の蛍石も産出するようです。
本標本は赤みも緑みもないしっかりした黄色で,表面付近はやや淡い色になっいてます。
ダメージもあまりみられず光沢,透明度もそこそこあります。

産地名の話に戻りますが,Schacht"78" があるということは,その他にも番号で呼ばれるSchacht がいっぱいあるのかな・・・と思ったりします。
ドイツには(蛍石でなくてもよいので)Schacht XXシリーズ産の石を集めているコレクターとかがいたりしそうですよね。

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2017 ツーソンショー即売会

2月の後半から関西でもツーソンショー新着品の即売会が開催されました。
私も2/19(日) の Key's Mineralsさん,3/4(土) にはクリスタルワークスさん(大阪)とUSK MINERALS さん (芦屋のKey'sさん店舗にて)の即売会に行ってきました。
関東にいなくてもハイクオリティな標本を見て買うことができるのはありがたいことです。

細かいレポートは省きますが,人もあまり多くなくゆっくり見ることができました。
(関西には石好きの方々はもっとおられるんじゃないかと思うのですが)

とにかくきれいな標本がたくさんあってほぼ全部欲しいのですが,それぞれ1点ずつ購入しました。
Twitter ではすでに画像を紹介しましたが,ブログでも紹介しておきますね。

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Cerussite / Tsumeb Mine, Tsumeb, Namibia
高さ23mm。

ツメブの白鉛鉱です。
とにかく透明度が高くて結晶面,稜線もクリアです。強い輝きに加えてファイアも見られます。
くるくる回すと色んな色が見え,複屈折もあるため裏側の稜線が二重に見えたりと,小さいですが見飽きません。

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Axinite / Le Rocher d'Armentier, Isère, Auvergne-Rhône-Alpes, France
左右35mm。

フランス産の斧石です。
特有の尖った結晶が連なっていてバランスのよいクラスターです。
足やお尻で踏んだら痛そうだな・・・などと思いながら眺めています。

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Rutile with Hematite / Novo Horizonte, Bahia, Brazil
左右40mm。

放射状に成長したルチルが連なっています。
玉適石(Hyalite)がルチルの先端をカバーしているところがあって,ピアスとかの尖がったものの保護キャップを連想します。
持って帰るのに非常に気を遣いましたが,USKさんが丁寧に梱包してくださったおかげでノーダメージで持ち帰ることができました。

あれ蛍石が1つも無い?ちゃんと買いましたよ!

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蛍石(ナミビア)

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Orange River, Warmbad, Karas Region, Namibia
左右60mm。

白い水晶の母岩のうえに淡いピンクの六面体蛍石が乗っています。
ピンクといっても,ごく淡い黄色+表面付近が赤紫に染まっているのでピンクに見える…っていう感じです。
蛍石の色は地味なので黒っぽい母岩だと見栄えしないと思いますが,真っ白い母岩なので特に標本の隅の方,蛍石密集地帯の端あたりはコントラストがきれいです。
白亜の台地に桜色の野草が咲いているみたいな感じです。
産地はオレンジリバー・ナミビアとなっていますが,南アフリカなのかナミビアなのかは判然としないようです。

今日はCWさん(クリスタルワークス)の即売会@大阪とUSKさんの即売会@Key's Mineralsに行ってきました。
CWさんの即売会でブログを見てくださっているという方に声をかけてもらってとても嬉しかったです (*´∀`*)。
今日で紹介した蛍石が280個になりましたが(特に何の区切りって訳ではないですけど),まだまだ紹介していきますので,どうぞよろしくお願いします。m(_ _)m

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蛍石(コロラド)

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Sweet Home Mine, Alma, Park Co., Colorado, USA
左右55mm。

スイートホーム鉱山の蛍石です。
黒い四面銅鉱が母岩をびっしり覆っていて,その上に水晶,蛍石,黄銅鉱がついています。
蛍石はよく見ると中のは水色,外は青紫~赤紫のグラデーション,とマルチカラーになっていることがわかります。
水晶は無色の細い結晶が花のように集まっていたり,蛍石とくっついたりしています。
真っ黒な不毛な溶岩の大地に可憐な花が咲いているようです。

スイートホームといえばいうまでもなく鮮やかなピンクの菱マンガン鉱が有名です。
蛍石,水晶に菱マンガン鉱も共生している標本もたくさんあってそれはそれでとても素敵なのですが,蛍石コレクターとしては,あの美しい菱マンガン鉱がひとかけらでもついていると主役が奪われてしまうような気がするので(※),少なくとも蛍石がメインの標本に菱マンは要らないと思うのでした。
※白いカスミソウと薄紫のスイートピーのブーケに,濃いピンクのチューリップを一輪でも入れたらチューリップがメインになってしまう感じ。

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